「来店者の声は集めているが、営業に生かせていない」──そんな悩みを抱える不動産会社は少なくありません。紙アンケートは回収率が低く、回収後も入力や集計に手間がかかるため、現場では活用しきれないのが実情です。
本記事では、現場課題から逆算して、Webアンケート活用で成約率を高める方法を解説。他業界の成功事例も交え、不動産会社が今すぐ取り組める戦略をご紹介します。
CONTENTS
現場課題(出発点)
不動産会社の営業現場では、来店者やイベント参加者へのアンケートが重要な情報源です。しかし、以下の課題がよく見られます。
- 回収率の低さ
紙アンケートではその場で書いてもらえないケースも多く、回収率は50〜60%程度にとどまる。 - 集計の手間
紙やExcelでの手入力に時間がかかり、営業担当がデータ化するまでに1週間以上かかる場合も。 - 営業活用の遅れ
アンケート結果が現場に届く頃には、顧客の検討温度が下がっている。
このような状況では、せっかくの顧客の声が成約につながる前に機会を失ってしまいます。
他業界事例に学ぶWebアンケート活用
事例1:ホテル業界の滞在後アンケート
大手ホテルチェーンでは、宿泊翌日にメールで自動送信されるアンケートを導入。回答内容は即時ダッシュボードに反映され、フロントやカスタマーサポートが次回予約時に内容を確認。結果、リピーター率が15%向上。
事例2:ECサイトの購入後レビューアンケート
EC企業では、購入後のレビュー依頼をLINEとメールで配信し、回答内容をもとにおすすめ商品の自動提案を実施。購入者の再購入率が20%増加。
事例3:飲食業界の来店後フィードバック
飲食チェーンでは、レシートに記載されたQRコードからWebアンケートへ誘導。リアルタイムで満足度を確認し、低評価時は店舗責任者へ即通知。顧客離脱率を抑制。
不動産会社への応用(逆算アプローチ)
これらの事例に共通するポイントは、「アンケート結果を即座に営業行動へつなげる仕組み」です。不動産会社の場合、来店当日や内見直後にWebアンケートを送信し、回答結果をCRMやBIツールに自動連携することで、以下が可能になります。
- 検討度合いの高い顧客を即日フォロー
- 条件変更や予算調整などの要望を早期把握
- 来店理由や比較対象をもとに提案資料を最適化
改善施策:Webアンケート活用の具体的ステップ
1. アンケート設計
質問は5〜7項目に絞り、所要時間3分以内を目安に設定。例:「希望エリア」「予算」「入居希望時期」「物件の優先条件」など。長文回答欄は1〜2問にとどめます。
2. 自動送信の仕組み化
みらいえやCRMと連動し、来店や内見登録があった顧客へ自動でアンケートURLを送信。メール・LINEの両方に対応し、開封率を高めます。
3. 回答データの即時反映
回答はリアルタイムで営業用ダッシュボードに反映。TETORIのサイト内行動履歴と照合することで、「閲覧頻度が高いが未成約」の顧客を抽出できます。
4. フォローアクションの自動化
Lステップを活用し、アンケート結果に応じて追客メッセージを自動配信。例:入居希望時期が近い顧客には「すぐ内見できる物件」を提案、半年以上先の顧客には「定期的な価格動向レポート」を送信。
改善後の成果(数値変化)
- アンケート回収率:紙40% → Web82%
- 初回来店からフォロー接触までの時間:平均5日 → 即日
- 来店後30日以内成約率:12% → 20%
- 営業担当のアンケート集計時間:月30時間削減
成功要因の整理
- 即時性
回答と同時に営業が行動できる体制を整えたこと。 - データ活用の自動化
CRM・BIツールへの自動連携で分析の手間を削減。 - セグメント追客
顧客の検討度合いに合わせた情報提供で離脱を防止。
今後の展望(AI分析・顧客満足度向上)
今後は、AIによる自由回答テキストの感情分析を導入し、「契約意欲の高いポジティブ回答」と「離脱リスクのあるネガティブ回答」を自動分類する計画です。
また、内見時の満足度スコアと成約率の相関を分析し、提案の精度をさらに高める方針です。他業界で進むリアルタイム顧客満足度(CS)管理の流れを、不動産業界でも取り入れていく必要があります。
まとめ
Webアンケートは「声を集める」だけでなく、「営業行動を変える」ための強力なツールです。他業界ではすでに即時活用が当たり前になっており、不動産会社でも同様の仕組みを導入すれば成約率と顧客満足度の両方を向上できます。
株式会社リグネットでは、Webアンケート設計から自動送信・CRM連携・追客改善まで、一貫した導入支援をご提案しています。顧客の声を成果に変える戦略をお探しなら、ぜひご相談ください。

- 2世帯住宅特集ページで暮らしの可能性を広げる 家族の絆と住まいの選択肢を両立 - 1月 21, 2026
- 住み替えサポート情報ページで不安を解消 買い替え検討を後押しするサイトの工夫 - 1月 21, 2026
- 建物設備仕様詳細ページで伝える安心感 入居検討を後押しする不動産サイトの工夫 - 1月 21, 2026