「せっかく自社サイトにアクセスしてくれたのに、来店予約まで進まずに離脱されてしまう」――多くの不動産会社が抱える悩みです。広告やSEOで集客できても、来店予約につながらなければ成約率の向上は望めません。
本記事では、不動産会社の「来店予約導線の失敗事例」から始め、なぜユーザーが途中で離脱してしまうのかを解き明かします。
そして、現場スタッフや顧客の声を交えながら改善方法を提示し、最終的に成約率を引き上げるための実践ポイントを解説します。
CONTENTS
失敗事例① 問い合わせフォームが長すぎて離脱
ある不動産会社は、来店予約フォームに「名前・住所・電話番号・メールアドレス・希望物件条件・年収・勤務先」など、10項目以上の入力を必須にしていました。
結果、ユーザーの多くが入力途中で離脱。営業スタッフは「せっかく広告費をかけて集めたアクセスが無駄になっている」と嘆きました。
教訓:来店予約の段階では必要最小限の情報に絞ることが重要。詳細条件は来店時にヒアリングすれば十分です。
失敗事例② 導線が複雑で分かりにくい
別の会社では、物件ページから予約ページに進むまでに「会員登録 → ログイン → 専用ページ → 予約フォーム」と複数ステップを踏む必要がありました。
実際に利用した顧客は「物件を見て問い合わせたいだけなのに、登録が面倒でやめてしまった」とコメント。スタッフも「電話で直接予約する人がほとんどになり、Web経由の予約率は1%以下」と話します。
教訓:導線が複雑だと、予約率は急激に低下する。
失敗事例③ スマホ未対応でチャンスを逃す
60代の顧客からは「スマホで予約しようとしたが、文字が小さくて押しにくく、結局やめた」という声が寄せられました。
現場スタッフも「最近はスマホで物件を探す人が圧倒的に多い。PC表示しか考えていないと高確率で機会損失になる」と指摘しています。
教訓:スマホ最適化は必須条件。モバイルでの使いやすさが成約率に直結する。
失敗事例④ 顧客目線を欠いたデザイン
ある賃貸会社では、来店予約ボタンがサイトの最下部に小さく表示されていました。顧客は「どこから予約できるのかわからず、結局電話した」と話しています。
スタッフからも「問い合わせボタンを見つけられなかった」という苦情が寄せられており、予約の機会を失っていました。
教訓:顧客が迷わずクリックできる場所に導線を設置することが不可欠。
顧客とスタッフの声から見える共通課題
【顧客】
「入力が面倒」「どこから予約できるのかわからない」「スマホで使いにくい」
【スタッフ】
「広告でアクセスを集めても予約に進まない」「電話予約ばかりで業務効率が悪い」
これらを整理すると、来店予約導線における課題は以下の通りです。
- 入力項目が多すぎる
- 導線が複雑で分かりにくい
- スマホ未対応で操作しにくい
- ボタンやデザインが顧客目線ではない
自社サイトに来た顧客を「来店予約」に導けなければ、どんなにアクセス数を増やしても成約率は伸びません。現場の失敗事例と声からわかるのは、顧客目線を欠いた設計こそが最大の落とし穴だということです。
改善事例① 「入力は3項目だけ」にした賃貸会社
ある地域密着型の賃貸会社は、以前は予約フォームに10項目以上の入力があり、離脱率が高いのが悩みでした。
そこでフォームを大胆に見直し、「名前・電話番号・希望日時」の3項目だけに簡略化。詳細条件は来店時にヒアリングする方式に変更しました。
その結果、予約完了率は従来の約2倍に。スタッフからも「以前は途中で諦める人が多かったが、今は来店までスムーズにつながる」との声が上がっています。
ポイント:来店前にすべての情報を集める必要はない。最小限で予約完了させることが大切。
改善事例② 「スマホ最適化」で予約数1.5倍
ある売買仲介会社は、PC用デザインのままスマホでも表示していました。そのため文字が小さく、ボタンも押しにくい状態に。
そこでスマホ専用デザインを導入し、画面下部に「来店予約ボタン」を常時表示するよう改善しました。
結果、スマホからの予約率が1.5倍に増加。顧客からも「指で押しやすく、迷わず予約できた」という声が多く寄せられました。
ポイント:スマホで操作しやすい設計は、いまや必須条件。
改善事例③ 「導線をシンプルに」して効果倍増
ある不動産会社は、これまで「物件ページ → 会員登録 → ログイン → 予約フォーム」と複雑な流れになっていました。
改善後は「物件ページ → 予約フォーム」の2ステップに変更。会員登録は任意とし、予約完了後に案内するようにしました。
結果、予約数は2倍以上に増加。スタッフは「とにかくシンプルにしたことが功を奏した」と実感しています。
ポイント:予約までのステップは短ければ短いほど良い。
改善事例④ 「電話ボタン常設」でシニア層を取り込み
高齢のお客様に多いのが「フォーム入力が苦手」という声。そこである会社は、スマホ画面の下に「電話で予約」ボタンを常時表示。ワンタップで電話がかけられるようにしました。
結果、シニア層からの来店予約が増加し、成約率も改善。スタッフからも「電話で話したいというニーズを満たすことで安心感を与えられる」と好評です。
ポイント:入力が苦手な人向けに、電話予約を常設することが大切。
来店予約導線改善の手順
ここからは、誰でも取り組める「導線改善の手順」を7つに整理しました。
- 現状を確認する
- 自分のサイトをスマホで開いてみる。
- 「予約ボタンはすぐ見つかるか?」「フォームは長すぎないか?」を実際に体験してチェック。
- 自分のサイトをスマホで開いてみる。
- フォームを簡単にする
- 入力項目は「名前・連絡先・来店希望日時」だけに絞る。
- 詳しい条件は来店時にスタッフが聞けばOK。
- 入力項目は「名前・連絡先・来店希望日時」だけに絞る。
- 予約ボタンをわかりやすく配置する
- 画面上部または下部に常時表示。
- 色や大きさで強調し、迷わせない。
- 画面上部または下部に常時表示。
- スマホ最適化を徹底する
- ボタンは指で押しやすい大きさ(44px以上)。
- 文字は14px以上で読みやすく。
- ボタンは指で押しやすい大きさ(44px以上)。
- 複数の予約方法を用意する
- フォームが苦手な人向けに「電話予約ボタン」を必ず用意。
- LINE予約やチャットサポートも効果的。
- フォームが苦手な人向けに「電話予約ボタン」を必ず用意。
- 効果を数字で測定する
- 「アクセス数」「予約完了数」「成約率」を毎月チェック。
- 改善の成果が出ているか数字で判断する。
- 「アクセス数」「予約完了数」「成約率」を毎月チェック。
- 顧客の声を反映させる
- 「予約しやすかった」「わかりにくかった」など顧客の意見をスタッフが聞き取り、次の改善に活かす。
- 「予約しやすかった」「わかりにくかった」など顧客の意見をスタッフが聞き取り、次の改善に活かす。
導入チェックリスト
- フォームは可能な限り簡単か?
- 予約ボタンはすぐ見つかるか?
- スマホで快適に操作できるか?
- 電話予約やLINE予約の導線があるか?
- 改善の効果を数値で追えているか?
- 顧客やスタッフの声を反映できているか?
今後のトレンド
1. AIによる予約サポート
AIチャットが顧客の希望条件を聞き取り、そのまま来店予約まで自動で案内する仕組みが広がっています。
2. ワンタップ予約の普及
GoogleやSNSから直接ワンタップで予約できる機能が一般化し、自社サイトとの連携が重要になります。
3. シニア向けUIの進化
高齢者でも迷わず使える「大きなボタン・音声入力対応」の予約導線が今後の標準になるでしょう。
まとめ
自社サイトの来店予約導線は、成約率を大きく左右する重要なポイントです。
失敗事例から見えてきたのは、「複雑・長い・わかりにくい」導線は顧客を逃す最大の要因ということ。
一方で改善事例が示すように、入力を減らし、導線をシンプルにし、スマホと電話に対応するだけで予約率は劇的に上がるのです。
「集客できているのに来店予約が伸びない」とお悩みの不動産会社様は、まずは自社サイトを自分のスマホで確認してみてください。
もし改善が必要なら、株式会社リグネットが最適な導線設計をご提案します。シンプルで使いやすい予約導線を整備し、御社の成約率向上を強力にサポートいたします。

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